私たちをとりまく環境は日々、悪化の一途をたどっています。
周囲を見渡す限り、大気汚染・水質汚染・食品汚染などをはじめ、南北極のオゾン破壊に至るまで、
地球が住み難くなってきたと、毎日どこかしこで報道されています。
さらに輪をかけるように、ウイルス・バクテリア・寄生虫・真菌などが抗生物質に耐性が出来たために、
人々の健康を損ねてきているのも現状です。(NHKスペシャル「クライシス2000」より)
2000年厚生省が発表した国内での結核患者が推定44,000人、
年間死亡者2,700人(平成9年より3年連続で増加していた新登録患者は2年続けて減少。
2002年新登録患者数:35,489人、罹患率27.9%/人口10万人に対比)となっておりますが、
これは結核菌が抗生物質に対しての耐性、つまり、投薬では完治できなくなってきたという一例です。
1993年、WHO(世界保健機構)は結核に関する「世界非常事態宣言」をだしました。
世界人口の3分の1をこえる人々が、結核菌に感染しているということです。
また米国政府は1997年10月に公式発表として、「近い将来、結核の治療が不可能になる」と
全ての国に緊急警告を発しました。
以上のように私たちを取り巻く様々な要因が、免疫バランスを突き崩しています。
その結果、免疫系が損なわれ、免疫機能が弱まり、・腫瘍性疾患・循環器系疾患・自己免疫疾患
ウイルス性疾患・真菌性疾患・神経性疾患・寄生性疾患・難病・バクテリア性疾患・ミコバクテリウム疾患など、
また、具体的にはガン、循環器系、花粉症、アレルギー、アトピー、エイズ、などの病気が、日常増加しております。
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免疫バランスが崩壊すると病気になる。 厚生労働省の簡易生命表の発表によると2003年の時点での平均寿命は、 男女とも死因のトップの「ガン」が克服されると、
米国では年々、ガン死亡率が低下しているというのに、日米でのガン罹患(りかん)・死亡率は上記の通り、ガンの罹患死亡率が第一位になって久しく、減少はおろか年々増加傾向にあります。
アメリカ癌(ガン)コントロール協会日本支部代表の 米国ガン協会などの報告書によると、米国民のガン罹患率は |
2002年度の死亡原因ワースト3
ガンを防ぐための12か条
1.バランスの取れた栄養をとる。
2.毎日、変化のある食生活をする。 3.食べすぎをさけ、脂肪は控えめに。 4.お酒はほどほどに。 5.タバコは吸わないように。 6.食物から適量のビタミンと繊維質を多くとる。 7.塩辛いものは少なめに、熱いものはさましてから。 8.焦げた部分はさける。 9.カビの生えたものに注意。 10.日光に当たりすぎない。 11.適度にスポーツをする。 12.体を清潔に。 |
ガンと免疫
ガンは、多くのきっかけや遺伝子の異常が積み重なった時に発症します。
実際、私たちの体においては、どんなに健康であろうとも、
毎日3000~4000個ほどのガン細胞が存在しているだろうと推測されています。
にもかかわらず日々、日常生活に不都合のない健康がそのまま維持されるのは、
常に発生しているであろうガン細胞が、自然治癒力(免疫力)によって排除され続けているからです。
個々のガン細胞の形成は、たしかに食生活や環境汚染などによる遺伝子の異常によって生じます。
しかしガン細胞が腫瘍にまで増殖するのは、様々な要因、中でもストレスが私たちの体に変調を来たし、
免疫力低下という免疫異常によって引き起こされます。
今日、ガンばかりか、生活習慣病である動脈硬化・高血圧、あるいはそれらが温床となって発症する脳や
心臓の循環器系疾患、および糖尿病(2004年現在「糖尿病が強く疑われている人」と
「可能性を否定できない人」を合わせると1620万人、日本人の6,3人に1人の割合)なども、
その発症の根底には免疫の異常が大きく関与していることが分かってきました。
しかしこれまでの医療現場は、私たちの生命活動を根底のところで支えている免疫機能を軽視し、
各種疾患として現れる症状のみに注目、それらへの対処療法のみに汲々としてきた側面があります。
ガンは、その対症療法の極みと言っていいでしょう。
ガン治療の三大療法である手術療法・化学療法(抗ガン剤)・放射線療法がそうですが、
それらのどれをとっても、実は、むしろ大事な免疫力を損なわずにはおかない療法で、
ガンの根治を標榜しながら今日まで根治できずにいる悩ましい対症療法です。
ガンは免疫病である
医療現場でも、もはやガンを発病した人の免疫力に、大幅な低下がみられることを否定する者はいません。
簡単な方法として免疫力は、白血球数を見ればわかります。
白血球数の正常値は男性:3900~9800個/mm3女性:3500~9100個/mm3なのですが、
上記三大療法時の白血球数は極端に減少します。
「免疫力が低下したことによってガン細胞が増殖し、腫瘍として発症した」と言う認識も随分とポピュラーになりました。
また「免疫力のアップでガン細胞の増殖を抑えることが出来る」と言う認識も異見のないところとなってきました。
そればかりかある医療現場では「免疫力のアップで腫瘍の消滅」を試みてもいます。
実際、ガン細胞の発生は先天的、あるいは後天的な遺伝子レベルでの細胞障害がきっかけとなりますが、
本来、私たちが有している自然治癒力、「ガン細胞を排除する免疫力」が正常に機能しさえすれば、
異常を生じたガン細胞は逐次体内から排除され、ガンの発病に至ることは稀なことです。
しかしガン細胞は巧妙に隠れるすべを習得している代物で、侮れない存在ですので、
この機能は年齢を重ねていくにしたがって衰え、また、発ガン物質といわれるものを長く取り込んだり、
不摂生な生活習慣を続けていくうちに免疫細胞は活性化されなくなり、
何らかの強いストレスが引き金となって、ガン細胞の力が勝ったとき、一気に「ガン発症」へと突き進んでしまいます。
安保徹教授によればガン発症の原因は、「強いストレスによって交感神経が極度の緊張状態におかれ、
顆粒球増大で細胞が破壊されることによって起こる」そうです。
そのメカニズムは、強いストレスが続くなどで交感神経の緊張状態がいつまでも続くと、免疫バランスが壊れ、
顆粒球が増加、増加した顆粒球が自己細胞をどんどん破壊、遺伝子にダメージを与え
ガン発症へとつながるというものです。
特に皮膚や神経、消化管や肝臓の組織は常に新陳代謝が行われています。
このような部位では、さかんに細胞が再生のために分裂をするだけに、増殖の失敗が起こったり、老廃物が出ます。
そうしたところには顆粒球がたくさん行き、顆粒球の出す活性酸素にさらされることも多く、
それが遺伝子にダメージを与えガン化することになるわけです。
顆粒球の寿命は1、2日ときわめて短いものですが、
死に場所となる組織の粘膜で寿命を終える際に、活性酸素を放出します。
強力な酸化力をもっているこの活性酸素が、身体の組織破壊をいたします。
顆粒球の増加が一定限度にとどまっていれば、体内には活性酸素を無毒化する仕組みがあるので何とかなります。
しかし、顆粒球が増えすぎると自力では手に負えなくなり、粘膜を傷つけて炎症を引き起こし、その部位がガン化します。
このように自己組織のガン化は、リンパ球減少・顆粒球増大による免疫バランスの崩壊がもたらすものです。
このため、ガンの発病をもたらす最大要因は、免疫力低下(細胞性免疫の低下)にあると考えられており、
したがってガンは一種の免疫病といえます。
1.免疫力が低下するとガンになるリスクが高まる。
2.免疫力が低下するとガン細胞は増殖する。
〈ガンにかかってしまったら〉
3.免疫力が上がるとガン細胞にとって驚異となる。
4.免疫力がさらに上がるとガン細胞の消滅が期待される。(安保流「ガンを治す4か条」)

言うまでもありませんが、免疫力(自然治癒力)がない限り、私たちは誰ひとりとしてこれからも生きていくことは出来ません。
どんな小さな病であれ、免疫力がなければ自らそれを癒すことなどかなわず、
医療によってどれほどの手当を施されようとも、死を免れることは出来ないからです。
わたしたちの体内では自己と自己以外のもの、そして変質した自己を区別することで、自己の体を自ら守っています。
免疫という言葉の由来が、「疫病(病気)を免れる」というところからきているように、
体内に侵入して来た抗原=病原菌は、「自己ではないもの」として認識され、
またガン細胞のような変質した自己も異物とみなされ、攻撃・殺傷・排除されていきます。
この様な免疫のしくみを司っているのが、白血球のマクロファージ・リンパ球・顆粒球などのような免疫細胞や、
サイトカイン・抗体のような免疫物質からなる免疫系と言われるものです。
(1)非自己を攻撃・殺傷・排除する。
・抗体などの役割
抗体などによって、一旦ある病原菌に感染することで、その病気に対する抵抗力がつき、
次からはかかりにくくなると言うものです。
免疫系の一部のリンパ球は、体内に侵入した「自己以外のもの」、
わたしたちの体を病気にしてしまう抗原を、戦いが終わると随時覚えます。
このことによって免疫系は、一度感染したことのある抗原との戦い方も記憶しているので、
症状が重くなる前に体内から撃退することができます。
身近な例としては「はしか」や「水ぼうそう」などが挙げられます。
これらの病気は一度かかると、通常二度とかからないのはその記憶のおかげです。
この一部のリンパ球の記憶が、いわゆる免疫と言われるものです。
・顆粒球の役割
白血球の60%を占める顆粒球は、体内に進入したブドウ球菌のような、圧倒的に多い
比較的大きいサイズの「非自己=細菌類」を、まるごと飲み込み消化・分解します。
しかし顆粒球はこのように体を守るシステムではありますが、自らいわゆる免疫を発生するわけではありません。
食中毒を起こして治ったからといって、再び食中毒にかからないわけではないからです。
しかし後に述べますが、顆粒球は、リンパ球とのバランスにおいて、
さらに自然治癒力という免疫力に関係すると言う観点から、
免疫と深く関った免疫細胞のひとつと捉えることが出来、免疫を語る上で省くことの出来ない存在です。
(2)変質した自己を攻撃・殺傷・排除する。
免疫系は、ガン細胞のような「自己」の細胞の変質したものまで攻撃することが、ここ数年の研究で判って来ました。
これまでは上記のような、免疫系は自己以外のものを排除するシステムなので、
免疫細胞はガン細胞のような自己細胞を、自己の一部とみなして攻撃しないと言う説がありました。
こうした認識は最近では完全にくつがえされ、今日では、NK/ナチュラルキラー細胞(1970年代に発見)や
T/キラー細胞がガン細胞を直接攻撃し、抗体などはガン細胞を抗原とみなして、
ガン細胞に標識として付着、間接攻撃を加えていることが判明しています。
マクロファージなどが産生する細胞間情報伝達・制御物質であるサイトカインによって、
「活性・成長・分化」させられたNK細胞は、通常は体内をくまなくパトロールしながら、
ガン細胞など自己の変質した細胞をみつけては、即、攻撃・殺傷・排除しています。
太古の昔、私たち生物が陸に上がる以前から、海の中で生活していた頃の、本来の「体を守る」免疫システムは、
外からの異物に対してだけではなく、「自己を認識しながら、そこに異常があったときに働くシステム」が基本でした。
陸上生活を営むようになることによって、ダントツに外的な危険が増し、「非自己」への備えの免疫も発達したのです。
1.免疫バランスを整える。2.免疫力を上げる。
免疫力が強いと、風邪やインフルエンザ、生活習慣病、ガンなどを予防することにつながります。
この免疫力を高めるには、運動、睡眠、ストレスをためないなど生活のしかたが重要で、
とりわけ食生活の改善とストレスをためないことが鍵を握ります。
(1)喫煙をひかえる。
タバコ喫煙により、タバコ煙は直接肺に吸入されるため、肺に存在する免疫細胞や肺組織に影響があります。
特に肺の免疫系で中心的な役割を担っている肺胞マクロファージの免疫力が低下します。
その結果、肺ガンなどを誘発するリスクが高まります。
(2)適度の飲酒を心がける。
アルコールやその代謝産物は、免疫毒とさえいわれています。
常習飲酒家は発ガン率が高いこと、呼吸器系感染率が高いことが最近分かっています。
また、アルコール性肝障害では、C型肝炎ウイルスの感染がよく見られることなどから、
アルコールが免疫力を弱める論拠と考えられています。
常習飲酒家から生まれた子供は、長期間にわたり免疫系の異常が見られ、
その結果、色々なウイルスに感染しやすく、また悪性腫瘍も発生しやすいようです。
(3)質の良い睡眠をとる。
睡眠の乱れによって、免疫力は低下します。あるラットの実験で、断眠によってサイトカインは増加しましたが、
脾細胞のTリンパ球マイトーゲンに対する反応性や、NK細胞の活性は低下し、
好中球の貪食は、低下傾向にあることが認められました。
快眠は大事です!たとえ心労があって眠れなくても、体を横にして休めているだけで、免疫力は高まると言われています。
20分ぐらいの昼寝でも、免疫力を高めます。
これは体内のメラトニンというホルモン物質の増加によるもので、
このメラトニンが活性酸素という有害物質を減少させるからです。
(4)ムリのない適度な運動をする。
免疫力を高めるには、適度な運動がとても効果的です。
なぜなら、体内にウイルスが侵入してきたときに戦う免疫細胞(特にNK細胞)が、
運動することによってより活発に働くようになるからです。
運動習慣のある人は、そうでない人に比べ、NK細胞の働きが活発になります。
ウォーキングやジョギングなど軽めの有酸素運動の継続が免疫力を高めます。
(5)笑う。
笑うと身体の免疫力がアップします。笑うとNK細胞の活性化につながるからです。
笑うと、生命活動を維持するために必要な神経、主に内蔵器官の働きを私たちの意識とは無関係に
コントロールしている自律神経(交感神経と副交感神経)に変化をもたらし、
身体中の様々な器官に刺激が与えられます。
この時、笑いによる脳への刺激が、神経ペプチドという免疫機能活性化ホルモンの分泌を促し、
このホルモンの影響でNK細胞はたちまち活性化され、さらに強力な戦士としてガン細胞などを攻撃します。
作り笑顔の場合でも、NK細胞の働きが活発になるそうですので、とにかく笑うことです。
(6)充分な休養などでストレスをためない。
「笑い」(快・充足)が免疫力を活性化させ、逆にストレス(不快・非充足)が免疫力を低下させるのは事実です。
「ストレスを感じた時は、NK細胞の活性は低下する。ガンの芽が出やすい。」(星 恵子助教授/聖マリアンナ医科大学)
このようにストレスの積み重ねがガンにまで大きく影響します。
ストレスは大脳でも様々な部分が関係していますが、特に扁桃体(へんとうたい)との関係が濃密です。
扁桃体は、大脳の奥深くにあり、外から来た情報に対して、快か不快かを判断しています。
扁桃体が不快と感じた場合には交感神経が刺激されストレスになり、
心地よいと感じた場合には副交感神経が刺激されストレス解消につながります。
事実、扁桃体が不快と感じた場合に起こるストレスの刺激によって、脳内の視床下部の興奮を引き起こし、
そのことによって脳下垂体からACTH(副腎皮質刺激ホルモンの一種)が分泌され、
これが血液によって副腎皮質に運ばれコルチノイド(副腎皮質ホルモン)の分泌を促し、このコルチノイドがリンパ節へ運ばれ、
免疫細胞であるリンパ球を殺し減少させ、免疫を低下させることが科学的に証明されています。
何をストレスと感じるかは、性別・年代別で大きく異なります。
たとえば男性では、成人のほぼ全世代を通じてストレスのトップは「仕事のこと」です。
また、2位は20~40代では「対人関係」ですが、50代になると「自分の健康・病気」になります。
一方、女性でも各世代で「対人関係」「仕事のこと」が上位を占めますが、
20代後半~30代後半では「育児・出産、子どもの教育」がトップで、
30代からは「家族の健康・病気」を心配する人が増えてきます。立場のちがいがストレスの感じ方にも現れています。
日本人のストレス
| 1位 | 2位 | 3位 | 財団法人厚生統計協会 「国民衛生の動向2003年」参考 |
|
| 総合 | 自分の健康 | 自分の老後の介護 | 仕事のこと | |
| 男性35~64歳 | 仕事のこと | 自分の健康 | 収入・家計 | |
| 男性65歳~ | 自分の健康 | 自分の老後の介護 | 家族の健康 | |
| 女性35~64歳 | 自分の健康 | 仕事のこと | 老後の健康 | |
| 女性65歳~ | 自分の健康 | 自分の老後の介護 | 家族の健康 |
ストレスに負けないためには「適切な休養」「積極的休養」が大切です。
「休養」には「休む」と「養う」の2つの意味があります。
仕事の後や休日には体を休めることが大事ですが、趣味や旅行、スポーツ、家族との団らんや友人とのつきあいで
「自分を養う」ことも大切です。これが積極的休養で、ストレス発散に役立ちます。
(7)爪をもむ。
手の指の爪の生えぎわの角をもむ(人差し指と親指で生えぎわの角を10秒から20秒、少々痛いくらいにつまむ)と、
リンパ球をふやして副交感神経が優位になり、血行が促進され免疫力が高まるといわれています。
あまり厳密な位置にこだわる必要はありません。基本的に、両手の親指、人さし指、中指、小指の 4本の指をもみます。
ただし、薬指は交感神経を刺激してしまうので特別な場合以外はもまないようにします。
(8)体温を下げない。
体温が1℃上がると免疫力は約6倍活性するといわれているように、体温は免疫力を大きく左右します。
風邪をひいたとき熱が出るのも、体温を上げて免疫力を上げようとする防衛反応といわれています。
また、体温が低いと体内の細菌に対する抵抗力が低下し、腸内では悪玉菌や有害菌が増殖して
様々な病気や感染病の原因にもなってしまいます。
「体が冷たいと、免疫をつかさどる細胞や酵素は全然うまく機能しない」
(米国カリフォルニア大学の麻酔専門医ダニエル・セスラー)
通常、外気が暑くても寒くても、人間の体温は36.5℃~37℃の範囲に保たれています。
人はこの平熱より5℃高い41.5℃の発熱ですぐに死ぬことはありませんが、
逆に5℃低い31.5℃では、体内での代謝活動などが阻害されてしまうため、生きていくことができません。
人間の体は体温の低下には非常に弱いといえます。
体が冷えていると、冷えている部分の代謝活動が落ち、大切な栄養素や老廃物を運ぶ血行も悪くなり、
そのため、婦人科系の病気だけでなく、心筋梗塞や脳卒中、ガン、アレルギー、うつなどの精神病など、
あらゆる疾患の発病に影響を与える可能性があります。
(9)薬・抗生物質を乱用しない。
薬や抗生物質は、緊急、命の危険、重病、慢性病、感染症以外はなるべく服用を控えましょう。
薬や抗生物質への安易な依存は、長期服用の副作用は言うに及ばず、免疫力の低下につながります。
結核は、第二次大戦以降、ペニシリンという抗生物質の発見により患者数が激減し、
もはや過去の病気になりかけていました。
しかし80年代の後半からアメリカを皮切りにほとんどの先進諸国で結核患者が増加し、
現在世界中での結核死亡者数は年間三百万人にも及び、いまなお単一疾患としては死亡原因のトップを占めています。
日本では1996年12月現在結核患者数は132,958人で、日本の罹患率は諸外国に比べて非常に高く、
先進国中で最も高水準にあり、死亡率も極めて高いものとなっています。
これらの原因のひとつとして、抗生物質の安易な乱用が考えられています。
様々な抗生物質の開発によって、各種の病気(感染症)を治療可能にしたことは、
人類にとって福音以外の何者でもありませんでした。
しかし、抗生物質の乱用は、同時に、耐性菌(病原体がそれまで効果を示していた抗生物質などの医薬品に対して
抵抗する術を身につけた菌)をも生み出してしまいました。
あまりにも薬に頼りすぎた結果、より強力な病原菌が生まれてしまったわけです。
抗生物質の最も適切な使用法というのは、病原菌を殺すことではないと思われます。
抗生物質によってある程度細菌の増殖を抑えつつも、その人が本来持っている免疫力で病原菌を排除していく、
というのが理想的でしょう。
免疫系を弱める最大の要因は抗生物質の使用、または乱用によるもので、免疫系の低下を引き起こします。
免疫系が弱まった時、ウイルス・バクテリアなどが体内に入りやすくなるため、
次のステップとして新たな抗生物質の使用に頼ってしまいがちです。
つまり、抗生物質の使用が免疫力を低下させるのです。免疫力が弱くなったために病気に追い込まれていくといった、
繰り返しが弱点といえるでしょう。この繰り返しを防止することが第一です。
(10)バランスの良い食事を心がける。 免疫力を大きく左右するのが食事であり、 また、栄養素別にみると、炭水化物(糖質)・タンパク質・脂質が |
(11)免疫力を高める(調整する)健康補助食品を利用する。
例えば、ガン細胞の発生は誰にでもおこっています。
しかし、ガン細胞ができたからといって、必ずガンになるというわけではありません。
普通、ガンになる前に免疫が働き、NK細胞がガン細胞を敵として見分けて攻撃し、排除してしまいます。
ガン細胞が増殖してガンになるかどうかは、免疫を逃れてガン細胞が増殖するかどうかにかかっているのです。
免疫力(自然治癒力)が正常に働けば、誰にでも発生するガン細胞は攻撃され、ガンにはなりません。
日頃から、免疫力を高めるトランスファーファクター、アガリクス、冬虫夏草、プロポリス…などを摂取して
予防を心がけましょう。
免疫に関連する健康補助食品には、免疫バランスを整えるものと、免疫力を上げるものとがあります。
アレルギーや自己免疫疾患の場合は免疫バランスを整えるもの、
ガンなどの場合は免疫力を上げるものと、使い分けることが必要です。
2.免疫系をサポートする抗酸化作用
3.免疫系をサポートする酵素、プロバイオティクスによる腸内免疫機能活性化
4.免疫系をサポートする栄養素
免疫は、人間の体の全体に張り巡らされているさまざまなシステムと深い相関関係にある
免疫について一般的によく知られているのは、体外からの抗原の侵入によって産生される抗体が、
一度かかった病気を再びかからないように予防するというものですが、
実はこれは免疫の一面を見ているに過ぎません。
免疫の本当のすごさは、人間の体の全体に張り巡らされているさまざまなシステムと深い相関関係にあり、
体内システム全体に関っているところにあります。
| 人間の生命維持活動を営む上で 必要な体内システムはさまざまありますが、 中でも代表的なものは右の3つです。 |
体内システム
(1)代謝エネルギーのシステム |
これらの体内システムは、互いに常に微妙なバランスの上に成り立っています。
それぞれのシステムは、「体のここにある」といった、
それぞれに特定できる明確な器官があるわけではありませんが、互いに有機的に結びついています。
(1)代謝エネルギーシステム
体内システムのすべての基本です。
それは一口で言うと、人間が生きていくためのエネルギーを消費・蓄積するシステムのことです。
つまり食物を食べることによって、体全体の細胞のレベルにいたるまで、
ありとあらゆる活動に必要な栄養・エネルギーを供給し、運動する、考えるといった
日常生活を営む上でなくてはならないものです。
食べられない(栄養不足)、何を食べているか(発ガン物質など)、
どのくらい食べているか(過食)といったことの結果として、免疫が低下し栄養失調だったり、
ガンの誘発だったり、肥満、糖尿病だったりと生活習慣病を患うことになるのです。
(2)自律神経系のシステム
交感神経と副交感神経の2種類の神経系統から成り立ち、「自律」とあるように、
私たちの意志ではコントロールできないという特徴があります。
心臓を動かす(血液の循環)、無意識の呼吸、胃腸での消化など体全体の、意思がおよばない運動を司っています。
自律神経の交感神経と副交感神経は、交感神経→興奮させる(職場でのミス、全力運動、夫婦喧嘩などの
ストレス)、副交感神経→リラックスさせる(音楽を聴きながらくつろぐ、お風呂でゆったり、歩く)、という具合に
それぞれ相反する方向に働き、健康なときには常にバランスを保っています。
ところが強いストレスなどでこの2種類の神経のバランスが崩れ、片方に極端に持続的に偏ると、
顆粒球とリンパ球のバランスも偏りさまざまな病気をもたらします。
※体の生命活動すべてをコントロールしているこの自律神経システムが、
実は白血球のシステムもコントロールしています。
| (3)白血球のシステム 免疫を司り、免疫に関るのは「マクロファージ」「顆粒球」「リンパ球」です。 ご存知の通り成人の血液は、赤血球(酸素や栄養を全身に運ぶ)、白血球(血管内部を自由に動き回り 抗原・変質自己細胞を攻撃し体を守る)、血小板(出血時に血液を凝固させる)からなり、 体重の約13分の1、約5%でほとんど骨髄で作られますが、 白血球の一部は脾臓やリンパ節など別の場所でも作られます。 免疫を司る白血球は、血球全体の1000分の1の量ですが、 健康な状態の割合は右の通りです。 |
健康な状態の割合
|
近年免疫系だけではなく、神経系(運動神経系、知覚神経系、自律神経系)、 内分泌系(脳下垂体、甲状腺、生殖腺、副腎などから分泌されるホルモン)の
生体の重要な機能も調節している、生理活性因子であることも判ってきました。
・1796年
天然痘予防のための種痘の実施(ワクチン)
・19世紀
病原微生物の発見
狂犬病に対するワクチン開発
抗体の発見、マクロファージの発見、自然免疫の発見
・20世紀
補体の発見、血液型の発見、アナフィラキシーの発見、
アレルギーの発見、組織適合抗原の発見、
クローン選択説、免疫寛容現象の発見、
リンパ球が免疫応答の主役であることの発見、
T/Bリンパ球の発見、
NK/ナチュラルキラー細胞の発見
サイトカインなどの液性因子の発見
≪21世紀の課題≫
アレルギーの治療
自己免疫疾患の治療
より有効なワクチンの開発
免疫による癌の治療
免疫抑制剤に頼らない臓器移植
免疫システムの再生及び老化予防など
免疫に関するリンク集
日本感染症学会
運動と免疫
私を守る免疫の秘密
免疫アレルギー研究部
日本免疫医療学研究会
ガン免疫ドック解析センター
国民生活センター
(財)健康・体力づくり事業団
(独)国立健康・栄養研究所
(独)国立健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報
すこやかTOWN


